1年生は夏休みのインターンシップを行っています!(その2)
 今日は五日市と似た雰囲気を感じる奥多摩のJR鳩ノ巣駅で昨年開業した「沿線まるごと株式会社」でのインターンシップに本校生徒4名が参加したので、その様子を報告します。
まず、駅を降り立つと、本校生徒4名が既に到着していて、鳩ノ巣駅の清掃活動を黙々と行っていました。1時間に2本という少ない電車本数にもかかわらず、余裕をもって到着でき、一生懸命清掃活動に取り組んでいる姿を見て、頼もしいと感じました。
⇓雑巾を絞って駅の改札前等を拭いています フットワーク軽く、どんどん動いています。


昨日はこのトゥクトゥクを使って、鳩ノ巣駅周辺を回り、ホテルとなる空き家や観光協会の方々等からのお話を聞いたそうです。

今日は会社の事務所で「地元特産のゆずジャムの商品PRを作る」ディスカッションと発表を行いました。
まず、@現状把握⇒Aニーズの把握⇒BPR文の作成という手順を教わり、付箋などを用いて「奥多摩の強み・魅力」と「高校生がお土産に求めるニーズ」を書き出し、意見交換をしました。
⇓ とにかくアイディアを付箋に書き出す様子!質より量と言われていました。

生徒は制限時間の中でたくさんのアイディアを出し、企業の方からも「制限時間内にこれだけできるのはすごいね。こういう仕事向いているよ」と言われて嬉しそうでした。
⇓たくさんの高校生ならではのアイディアが出ました
限られた時間の中で、成果を出すのは仕事をする上で重要という言葉も伝えて頂きました。

最後に商品のアピールをするPR文を考えるために、必要なことを教わりました。
「@商品の特徴⇒Aターゲットを明確化する⇒B商品を買った人にどんな効果・メリットがあるか?」という流れでディスカッションをしました。
まずは、商品であるゆずジャムを試食するということで、地元のパン屋の焼き立てパンとゆずジャムをいただきました。美味しかったらしく、あっという間に1人2枚もパンを食べていました。
⇓ 試食の様子!あっという間にビンのジャムとパンがなくなりました!
試食の後は、1人ずつPR文を発表しました。
「自然が好きな高校生」をターゲットにした生徒は、「柚子が細かく刻まれている自然そのものの味。気づいたら、2〜3回すくって食べていた」等のPR文を発表していました。実際に試食して美味しかったからこその素直な感想が入っているとともに、つい買いたくなってしまうようなそそられるPR文を作成していました。
最後に振り返りを発表しました。ある生徒は、「自然豊かな街に元々住んでいるけど、この2日間で自然に対する違った触れ合い方ができると感じた」と言っていました。企業の方からは「ゴールに対するアプローチは色々な方法がある。1つのやり方にこだわらず、色々な方法を試していってほしい。そのためには、高校生活の中で様々な経験をし、自分の世界観を拡げることが大事」と伝えてくださいました。この貴重な経験をきっかけに、高校生活で様々なチャレンジをし、自分の職業観を作っていってほしいです。お世話になった皆様、ありがとうございました!
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