2024.10.27八王子盲学校で点字観光マップに関する意見を頂きました!
ESS国際交流部では、視覚障がいのある方にも五日市を楽しんでもらいたいということで、点字観光マップの作成に取り組んでいます。
そこで、今回、点字観光マップを作製するにあたって、八王子盲学校を訪問し、専門の先生や全盲の先生方3名と、生徒さん1名に様々なご意見を頂きました。
私たちは点字観光マップを手に持って移動することを想定していましたが、点字をたどるときには平らなテーブルなどが必要で、手に持って移動することはないという意見を頂きました。実際に旅をする前に手で追って予習をし、情報を頭に入れておくとのこと。観光協会や駅に大きめの地図等があると有効だと気づきました。
また、あまり情報が多すぎると、わからなくなってしまうので、情報を絞って提示することが大事だという話を聞きました。
お薦めスポット5点くらいのQRコードと川と通りを手触り等で区別することや、信号機などの目印となる情報は掲載しておいた方が良いことなどを聞きました。
五日市マップを元に紹介したい場所にマークを付けています ⇓
今回、インタビューに参加したのは2人の1年生です。一生懸命メモを取り、相槌を打って、質問をして確認する等、頼もしい2人でした。「実際に話を聞いてみて、気づいたことがたくさんあった。まずは実作に取り組んでみたい」と意欲を燃やしていました。
全盲の先生方に、どんな情報があると魅力的になるかを伺ったところ、「虫の声・鳥のさえずり」「水の音、風の音、季節によって変わる匂いの情報」等があると良いと聞きました。購入した録音機で「秋ならではの音」を取っておこうと思います。
⇓実際の点字日本地図を見ている様子
⇓「一点付き」という器具を用いて点字を打つ様子
今日の話を受けて、先生方からは「五日市に行って見たくなった」という嬉しいお言葉を頂き
ました。点字観光マップが完成した暁には生徒が先生方や生徒さんをガイドすることが目標です。今後も実作版ができたら、持参してご意見を伺うことになりました。今後の展開が楽しみです!
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