2024.11.24五高フェスで点字観光マップ実作版の展示やVRツアーを行いました!
地域へのおもてなしイベントである「五高フェス」で、ESS国際交流部では、視覚障がいのある方にも五日市を楽しんでもらうことをコンセプトにした点字観光マップの実作版を展示して、高校生が作成した音声ガイドと、近隣で撮ってきた魅力的な自然スポットの音を来場者に聞いて頂きました。
在校生や先生方はもちろん、多くの地域の来場者や、共催して頂いている西武信用金庫様やあきる野観光協会の皆様、都議会議員、東京都教育委員会の方にも生徒がこのマップの魅力を説明して、より良くしていくためにはどうしたらよいかをアンケートで聞きました。

まだ、サンプル案ですが、生徒が「阿伎留神社」をガイドした音声はこのQRコードから聞けます!皆さんも聴いてみて頂き、改善点などをESS国際交流部まで伝えてください。現在、アンケートを集約して、より魅力的なガイドマップができるように準備を進めています。

今回は、ESS国際交流部のOBにも参加してもらい、プロジェクトに協力してもらいました。
多摩大学4年の西出君は本校ESS国際交流部の1期生で、この部活ができるきっかけになった学生です。在学当時から地域の魅力化に関わるプロジェクトに積極的に参加してくれていました。今回は、彼の研究分野であるVRを用いて、「点字観光マップ」で扱う予定の武蔵五日市駅から瀬音の湯までのVR観光ツアーゲームを作成してくれました。思った以上に多くの子供たちがゲームに立ち寄ってくれ、楽しんでくれました。

彼が作成したゲームは「誰でも、いつでも、どこでも」楽しむことができます。これこそ、様々な事情で五日市に足を運べない方も、五日市の魅力の一端を知ることができるバリアフリーな五日市プロジェクトの1つだと感じました。ゴールの「瀬音の湯」では生徒たちが実際に録音してきた「水の音」が音声で流れるという工夫もされています。子供たちが楽しんでいる傍らで保護者の皆様もこのプロジェクトに注目してくださり、アンケートなどにも多く答えて頂きました。卒業生の彼が教員の力を借りることなく、子供達を楽しませている姿を見て、彼の目覚ましい成長に感動しました。

本校OBで部活動指導員をしてくれている松本さんも大活躍で、今は後輩の指導育成に取り組んでくれています。今回は、このプロジェクトや部活を通しての自分の成長について、都議の方からのインタビューに答えていました。都議の方も彼女のこれまでの成長に驚きながらメモを取っておられ、協力したいと言ってくださりました。

先輩から後輩へ、この部活を支えてくれている全ての方に感謝の気持ちを忘れずに、先輩から受け継いだバトンを後輩が受け取ってプロジェクトをさらに充実させていきます!中学生の皆さんも是非、本校に入学して一緒にバトンをつなぎ、自身の成長のために貪欲に頑張っていきましょう!

なお、卒業生の西出君が作成した五日市VR観光ツアーの詳細は以下にPDFで掲載されていますので、是非、ご覧いただき、皆さんもVRゲームをしてみてください!そして、五日市に来たいという気持ちになったら、是非足を運びにきてください。

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